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お知らせ

安藤選手の受けた誹謗中傷/評判はマネジメントせよ(2)

関東から九州はこれまで経験したことのない暑さになり、「猛暑日」の連打となっています。

皆さん、いかがお過ごしですか?

1898年の統計開始以来、最も暑い夏とされたのが2010年。今年はそれを上回る暑さになりそうだとも言われています。

この暑さも大いに問題ですが、これに加えて最近は急にゲリラ豪雨などもあります。

先日、雷を伴うゲリラ豪雨に遭遇したのですが、見ていたら遠くの方で大きな木の下に避難している人がいました。

落雷は高くとがったものに落ちやすいのはご存じの通り。

特に安全なのは、鉄筋コンクリート製の建物や自動車の中。

ご存じだとは思いますが、逆に危険なのが「高い木の下」。

木は電流を通しにくいため、そばにいた人に電気が流れて感電することがあります。

先日、私が遭ったゲリラ豪雨と同じものと思われますが、東京都北区の荒川で釣りをしていた男性3人が落雷で死傷する事故がありました。

警察によると、3人は当時、木の下で雨宿りをしていて落雷被害に遭ったとみられ、亡くなった方は最も木に近い場所に立っていた可能性があると報道されていました。

雷が鳴って、どうしても木の下に逃げ込むときは、

・木の幹からは4m以上離れる
・張り出している枝や葉からも必ず4m以上離れる
・木のてっぺんを見上げる角度(仰角)45度の位置で姿勢を低くする

にご注意下さい。

知っていれば、リスクは避けることができますからね。

「評判はマネジメントせよ」を読

前回に引き続き、2011年末に発売された

「評判」はマネジメントせよ ダニエル・ディアマイアー著
www.amazon.co.jp/dp/4484111195

この本のポイントを紹介します。

著者のディアマイアー氏は言います。

評判の危機において、罪又は落ち度の問題は重要性をもたない

評判の危機が起こった時、企業の評判を貶めた「本当の原因」「実際は誰が悪かったのか」の犯人探しなどの答えを見つけ出す時間などない。

危機に直面した企業は、悪意に満ちた情報、多くは無関係な情報があふれる中で、加えて、問題の根本に迫るために必要な決定的情報が得られない中、数時間内に決断を下さなければならない。

その際の処置に「本当の原因」や「誰が悪かったのか」の問題は重要ではなく、逆に真の原因や犯人探しに躍起になった姿を見せることが責任逃れの印象を世間に与えてしまう。

評判危機において、顧客や他のステークホルダーが事態を注視する短時間のスパン(その時間は一日のニュースサイクルを越えない)でいかなる意志決定ができるか。

その意志決定を間違わないために日頃から考えておくべきことは、

・・・危機についての考え方そのものから始まる。私たちは直観的に、危機を純粋にネガティブな出来事として捉えている。危険、緊張、圧力、災難といった言葉が自ずと浮かんでくる。

しかし私たちに必要なのは、問題をどのように概念化するかに解決策の良否がかかっているという認識である。

一歩間違えば大災難になるという事態に直面した時にかすり傷ですんだり、バスに轢かれずにすんだりすれば、それは確かに喜ぶべき結果のように思える。

もしダメージのことだけを考えるのであれば、ダメージコントロールが望みうる最善のことになる。

しかし、このような捉え方はすべて受け身の姿勢を示している。言外に重要な前提として、危機前の状態にできる限り近づくのが最大限に望みうることだという考えがある。・・しかながら、危機はほぼ必ず同時にチャンスももたらす。それも時として大きなチャンスを。言い換えれば、危機後の状態は危機前の状態を上回りうる。

★ 今週のテーマ

今回はワイドショーも大きく賑わしたフィギュアスケートの安藤美姫選手のお話です。

皆さんよくご存じだと思いますが、時系列で書きます。

安藤美姫選手は7月1日のテレビ「報道ステーション」で、昨年10月頃に妊娠が発覚し、4月に出産したことを涙ながらに告白しました。

番組では触れられなかった出産した愛娘の父親については「私の考えで、氏名をお知らせすることは控えさせていただきたいと思います」と発表。

しかし、誰が父親なのかの報道は収まらず、様々な憶測がなされ、テレビ番組出演2日後の3日夜に安藤選手の公式Facebookでは「報道関係のみなさまへ」として、

「全体から見ればごく一部の記者の方ですが、関係者の自宅に深夜にいたるまで電話をかけ続けるなど、常軌を逸した取材をされる方がいらっしゃいます」

と明かし、取材を控えるよう呼びかけるとともに、安藤選手の告白以降、Facebookのコメント欄に心無い書き込みが殺到していることから、

「ここ数日、第三者を愚弄したり、汚い言葉を使ったり、さまざまな生き方を選択した女性に対して差別的であったりといったコメントも目にするようになりました。名誉毀損にあたる場合もありますし、セクシャルハラスメントそのもの、と思うものもあります」

と訴え、今後はそうした内容のコメントは削除するとの方針を示しました。

加えて、週刊文春が7月4日から行っていた「緊急アンケート!安藤美姫選手の出産を支持しますか?」の質問内容について抗議が殺到し、5日にはアンケートを中止すると編集長名で発表。

同じ7月5日発売の写真週刊誌『フライデー』では、交際中と噂されていたプロスケーターの男性自身が父親説を否定したうえで、「赤ちゃんを見たことはない」「付き合っていない」とコメントしたことから、父親探しはさらに加熱&カオス。

しかし、7月11日付の週刊ポストでは、父親とされた男性が否定のコメントを断腸の思いで出したのだと報道。

もうなにがなんやら・・・・という状態で過ぎた10日間でしたが、その間の安藤選手側のマスコミ対応は、非常に速かったと思います。

恐らく、その後のアイスショーの影響などを考慮されたのでしょう。

素早くプレスリリースを配信し、ショー本番も騒動の渦中にありながら、産後3カ月とは思えない演技を見せたことで、報道熱がやや収束した、という印象でした。

事実、アイスショーに取材に行っていた、「特ダネ」の小倉智昭さんは、(頑張っている本人を目の前にしては、)「お子さんの父親誰ですか?」なんて、とてもじゃないけど聞けませんでしたよ、などとコメントされていました。

もうしばらく騒動は続きそうですが、参院選などの他の話題もきっかけに、安藤選手への過剰な報道は、収束してゆくのではないでしょうか。

先に触れた「評判はマネジメントせよ」の著者ダニエル・ディアマイアー氏の

危機はほぼ必ず同時にチャンスももたらす。それも時として大きなチャンスを。言い換えれば、危機後の状態は危機前の状態を上回りうる。

安藤選手も、ある意味では今回の「危機」を「危機前の状態」よりも上回る状態に、好転させられる可能性がありそうです。

そして、この危機を乗り越えることが、安藤選手のソチ五輪出場への第一歩につながることになるでしょう。

読者の皆さんもこのあとの行方、少しだけ追ってみてはいかがでしょうか。

【関連記事】

NEWSポストセブン
安藤美姫の母「南里では不満」本人に酷い言葉ぶつけたことも
www.news-postseven.com/archives/20130711_199367.html

ダイヤモンド・オンライン
安藤美姫選手のプライバシー報道を考える?
diamond.jp/articles/-/38608

ITmedia ニュース
「安藤選手の出産を支持しますか?」アンケート、批判殺到で中止
www.itmedia.co.jp/news/articles/1307/05/news090.html

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