fbpx

お知らせ

忘れられる権利/レピュテーション・マネジメント その1

涼しくなったかなと思いきや真夏日が再びやってきたり。

でも、毎年、この時期、特に9月末まではこんな感じですよね。

気温の乱高下は困りますが、自分の身体の体温調節機能がちゃんと季節の変化に対応できているかを知るチャンスではあります。

さて、この夏、私はあちこちでこの話題を持ちだしたのですが、ほとんどすべての人が「そんなことは知ってる」と言われて凹んだ話を皆さんにもしてみたいと思います。

ニュースなんですが、「口をつけて飲んだペットボトルには注意が必要」って話です。

ご存知でしたか?

要するに、直接口をつけてペットボトルを飲む行為は、口の中にいる細菌がペットボトルの液体に入り込み、増殖するそうなのです。

実験の結果では、8時間後のペットボトル飲料は、においもなく、見た目も変わらないように見えるけど、4時間後、8時間後、24時間後で検査してみると、時間変化とともに、どんどん細菌が増加していくと。

実験で使われた、ペットボトルの麦茶、スポーツドリンク、コーヒー牛乳のうち、コーヒー牛乳は牛乳自体の栄養がいいので最近はガンガン増殖、麦茶もそれなりに増殖。

唯一、細菌の数値がほとんど変わらなかったのが、スポーツドリンクでした。

一般的に、スポーツドリンクは、酸度が強いそうで、菌が増えにくいとか。

私自身はペットボトルは持ち歩かないので問題はないのですが、家で冷蔵庫にあるでかいペットボトルを直接口飲みするんですよね。

冷蔵されているので、細菌は増えにくいとはいえ、昔、母に

「コップに入れて飲みなさい」

って怒られたことが思い出されて、なんでも素直に聞いておくべきだったと反省したりして・・・

その話、知ってるし、私の思い出なんかどうでもいいって!?すみません、朝から失礼致しました。

コーポレート・マネージメント その1

今回より2005年に発売されたロナルド・オルソップ著

レピュテーション マネジメント
tinyurl.com/mlaf8ln

この著書のポイントを私なりにまとめてお届けします。

第1回目は「法則1 最強の武器を研ぎ澄ませる」

この項で一番興味深いのは、2003年のアンケート調査でわかった「評判の回復」に要する時間はどれくらいかを示した一覧ですね。

PR会社のパーソン・マーステラ社が企業や金融業界、政府、マスコミの「実力者」を対象に行なった調査でわかった「評判の回復」に要する時間は

平均3.6年

著者は「もちろん、回復にもっと時間がかかるケースもあるだろうから、こんなふうにひとくくりにはできない」と断っていますが、実に興味深い数字ではないでしょうか。 

ことわざでは「人の噂も75日」と言われますが、「実力者の実感では3.6年」、今はネットで情報が拡散してしまうので実際にはもっと長い期間がかかるのかもしれません。

例えば、企業の場合、行政処分を受けた場合などの、官公庁HPでの告知は概ね5年程度で運用されており、懲罰的な意味合いがそこに含まれる場合には、さらに多くの期間を必要とされる可能性もあります。

また、現段階では、まだ「忘れられる権利」のことが広く行き渡っていないので、一度ニュースになると、悪いニュースは世界中に一気に拡散し、なかなか消すことができません。

「忘れられる権利」については今週のテーマで取り上げます。

★ 今週のテーマ 「忘れられる権利」

「忘れられる権利」とは使用者がネット事業者に対して、自分のプライバシーに関する情報の削除を要求できる権利のことといえばいいでしょうか。

毎日新聞 2013年07月01日
ネット上の削除 「忘れられる権利」EUが提言
mainichi.jp/select/news/20130701ddm004040071000c.html

・・・ネット上のサービスに自らのプライバシーに関わる情報を預けている人が多い。

フェイスブックやツイッターのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って投稿した文章、自らの写真、メールアドレス、登録して使うウェブサイトの閲覧検索履歴など多様なデータだ。

EUは2012年1月、「EU一般データ保護規則提案」に「忘れられる権利」を規定した。

「忘れられる権利」は、これらの情報を、本人が希望すれば消去できる権利(消去権)。

表現の自由や学術研究目的の例外に当たらない限り、データ管理者はその個人データを削除したり拡散を防止したりしなければならない。

日本でもすでにこうした議論は起こっており、

・・・ネット掲示板などに書かれたプライバシー情報の削除について相談を受けている最所義一弁護士は

「犯罪歴がネットで検索されて就職できないのではないか、と不安を持つ人もいる。無条件に削除すべきだとは思わないが、5年も10年も実名の情報を残す意味があるのか。本人の社会復帰を阻害する。何らかのルールを決めるべきだ」

と指摘しています。

個人情報削除については、すでに東京地裁で判決が出て、

大手検索サイト「グーグル」で、自分の名前を入力すると犯罪と関わりがあるかのような語句やサイトが表示されることに対し、表示の削除を求めた2件の裁判だ。

結果は勝訴と敗訴に判断が分かれ、2件とも控訴された。

原告側弁護士などによると、検索語を入力した際に、検索回数が多い言葉が候補として表示されるグーグルの検索予測(サジェスト)機能と、検索結果に表示されるサイト内容の要約が、プライバシー侵害、名誉毀損に当たるとして訴えた。

勝訴判決では、被告がサジェスト表示によって、名誉毀損、プライバシー侵害にあたる違法記事が閲覧しやすい状況を作り出し、その表示を放置することで、さらに権利侵害が拡大するおそれがあるとして、表示差し止めが認められた。

一方、敗訴判決は、検索結果に表示されるサイト内容の要約が「原告の名誉またはプライバシーを侵害し、社会通念上容認できないものであることが一見して明らかとは認められない」として、表示は違法ではないとの判断を示した。

これらの問題について、ウォール・ストリート・ジャーナルは、

ネットに公開された自らに関する情報を個人がどこまでコントロールできるのかその限界を試すべく、相次いで裁判所に訴え出ており、今回の訴訟はその最新の例

・・として、マックス・モズレー前国際自動車連盟(FIA)会長が提起した訴訟を取り上げています。

2013年9月5日 ウォール・ストリート・ジャーナル
前FIA会長、乱交写真の削除巡り欧州でグーグルを提訴
jp.wsj.com/article/SB10001424127887323438704579056143626713188.html

話題の内容が「あれ」なんで詳細はここででは書きませんが、60数歳のじじいが制服変態プレイをして、その画像が世界中にばら撒かれたという実に悲惨な問題でして、当人マックス・モズレー氏が

「私の恥ずかしい写真を削除しなさい!」

と訴えている訴訟です。

モズリー氏の弁護士は、パリの最高裁判所の審問で

グーグルはこれら違法画像の拡散のみならず、インターネットユーザーの好奇心も永続させている

と主張しているとか。

判決は10月21日に言い渡される予定ですが、マックス・モズレー氏の評判の回復は「3.6年」では、少し難しそうですね・・・

皆さんの率直な意見をお聞かせください。

関連記事2008年07月24日 AFP
「乱交パーティー報道裁判」、FIAモズレー会長が勝訴
www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2422217/3162001

2013年5月17日 産経新聞
【金曜討論】忘れられる権利
sankei.jp.msn.com/economy/news/130517/its13051707550000-n1.htm


関連記事

ページ上部へ戻る