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お知らせ

社会起業家/レピュテーション・マネジメント その8

日米ともに野球の今シーズン最後のシリーズが多くの方の話題にのぼります。

野球が終わる頃に、アメリカではNBAのバスケットが始まりました。

欧州のサッカーも、もうしばらく前に始まっていますし、1年中なにかのプロスポーツが満遍なく楽しめる形になっているんですよね。

私の周りではあまり話題にならないのですがアメリカンフットボール、アメフトもしばらく前に開幕しました。

正直なところルールはよく把握していないのですが、190~200センチで体重が100キロ前後の男共がひどい交通事故さながらに瞬時にぶつかり合うアメフトは見ているだけでも怖ろしい。死んじゃうよ・・・

アメリカでは確かアメフトがプロスポーツの中で一番人気と聞いたことがありますが、あのひどい交通事故並みのぶつかり合いが一番人気になるというのは実に国民性を表していると思うのは私だけでしょうか。

日本でアメフトが今ひとつ盛り上がらないのも、あの激しさゆえなのかもしれませんね。

日本らしいといえば日本らしい。

身体の密着度でいうと、

アメフト > バスケット > サッカー > 野球

こんな感じになるのでしょうか。

身体の密着度と各国のスポーツの人気の度合いで実は国民性が大いに表現されているのではなかろうか。

そんなつまらないことを考えている今日この頃です。

コーポレート・マネージメント その8

2005年に発売されたロナルド・オルソップ著
レピュテーション マネジメント
tinyurl.com/mlaf8ln

前回に引き続いて、この本5番めに出てくる法則

「法則5 模範市民になる」

についてここでは取り上げたいと思います。

オルソップ氏は本書で、

社会と環境にたいする責任の重要性を指摘したうえで、

次のように書いています。

この10年のあいだ、企業市民であることは会社のバリュー・ステートメントの一項目にとどまらなくなった。

今や、評判に影響する重要な鍵といえる。

間違いなく、新しいミレニアムでビジネスを行うための欠かせない要素になった。

企業は、地域社会への貢献、慈善活動、環境問題や社会事業への取り組みにもとづいて、ますます評価されるようになってきている。

ただし、

何も、社会貢献事業に偏執的にまでこだわれと言っているのではない。

社会貢献事業をビジネスの核に据えて、すべてのステークホルダーにそのことを定期的に知らせていくことは必要だ。

単に栄光を求めているだけと思われないようにしながら、企業市民性が高いことを目立たせていくのが巧妙だろう。

実態がともなっているかどうかはともあれ、慈善家であることは、今後、確実に重要性を高めていくだろう。

とも述べています。

この本では18コの評判管理に関する法則が述べられていますが、この「法則5 模範市民になる」だけは必要なかったのではないかというのが私の見解です。

それは「模範市民になる」ことに意味がないということではなく、それを追求し続けることが企業であり、持続可能な組織を存続させる唯一の方法だと思うからです。

評判の管理は「法則5 模範市民になる」の上位概念であり、その中の1つに評判の管理がある。

というのは、企業が存続し続けるためには、単純な言い方ですが、利益が必要です。

その利益を生み続けるためには組織はある種社会に貢献する存在でなくてはなりません。社会に貢献している事業だからこそ利益が生まれる。存続が許される。

「模範市民になる」とか「地域社会への貢献、慈善活動、環境問題や社会事業への取り組み」というと、本業とは別なものと捉える人も多いようですが、その地で存続し続けられる存在であることが大きな意味ですでに社会貢献といえるのではないでしょうか。

平成20年度、所得が0又はマイナスである法人の割合が70%を超えました。これはすなわち法人税を納税している法人が全体の3割にも満たないということになります。

これは節税や設備投資などの関係もあると思いますので一概に3割の法人しか儲かっていないとはいえませんが、昔の企業の平均寿命が30年といわれ、今の企業の平均寿命は10年ほどになっているということを考えれば、社会貢献という志よりもまずは利益が出続ける事業に取り組むことが先決ではないかと。

利益が出続けるということは社会のニーズを満たし、社会の問題を解決し続けているということなのですから。

★ 今週のテーマ 「社会起業家」

社会起業家を育成するビジネススクール「社会起業大学」というのがあります。

社会起業大学
socialvalue.jp/

サイトを見ると、

いま、私にできる社会貢献とは?いま、企業にできる社会貢献とは?

社会のために何か一歩動き出したい幸せな社会を願って、その志が共鳴し合う

いま、あなたに何ができるのか?すべての人が、社会に貢献できる生き方・働き方

社会起業大学はそんな社会を実現するために生まれました。

これがあったら便利だなあ・・・
これだったら今よりも半分の価格でできる・・・

そんな素朴な疑問やサービスを改善したり解決したりすることで組織が生まれ、それが利益を生み、存続し続けることで結果的に地域貢献や社会貢献になるのではないか、そんなふうに先に書きましたが、社会起業大学は、

まず先に

いま、私にできる社会貢献とは?
いま、企業にできる社会貢献とは?
社会起業大学が定義する社会起業家とは?
の思考から入っていくということなのでしょうか。

ただ、サイトの別の項ではこういう記述もありました。

社会起業大学が定義する社会起業家とは

例えば、普段気に留めることもない日用品のストロー。

最初は、手が使えない方が飲み物を飲みやすいように開発されたものでした。

依頼して翌日には届く宅配便。

今ではあたりまえのことですが、これも、1970年台に、ヤマト運輸が、当時宅配事業を独占していた郵政省に挑戦し、顧客満足のためにサービスを向上させようと、努力して可能になったものです。

今ではあたりまえになっている様々な商品やサービス。元々は、誰かを助けるためや、問題解決のために生まれてきたものばかりです。

本当に世の中のためになるような課題解決ができたとき、それは多くの人に求められるものとなり、新しい「あたりまえ」になっていきます。

最初は小さい規模かもしれませんが、そのような活動は、自身での起業や、社内の改革や新規事業立ち上げ、本業と並行したプロボノ活動等を通じて実現することができます。

私たち社会起業大学は、そのような、持続可能なより良き社会の実現を目指して活動し、新しいあたりまえを創造する人を社会起業家と定義しています。

とあります。

この記述は私の考えと大いに合致するところであります。

志が高くても、商品やサービスが受け入れられなくては地域貢献や社会貢献どころではなく、自らが国や地方自治体の世話にならなくてはなりません。

そういう意味では「起業」も「社会起業」もたいして意味は変わらないのではないか。

いやたいして意味は変わらなくても、「起業」という言葉よりも現代では「社会起業」という言葉のほうがピンとくるし、「社会起業」にならお金を払ってもいいという人がいるということでしょう。

社会起業大学でさえ、1つの時代のニーズに応えたサービスなのですから。

ここまで述べてきたような問題はすでに数年前にネット上で議論になったことがあります。

週刊東洋経済の2009年12月19日特大号で社会起業家が30歳の生き方として特集されたときですね。

以下、そのときの代表的なものを時系列に並べますのでまだ読んでいない方はぜひ。ネットで探せばほかにもいろいろとおあります。

読み進めていくとある種の世代闘争のような形で話が進んでいきますが、すでにここまで述べたようにこれは社会貢献に関する考え方の違いではないかと思います。

どっちの乗っかっても構わない。利益を生み続ける組織を継続できるならば・・・

長く存続できる仕組みや組織や商品やサービスを持っているということは究極の「評判管理」なのですから。

2009年12月16日

認定NPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹さん
東洋経済でサイバーエージェント社長らに社会起業家がおおいに叩かれている件について
komazaki.seesaa.net/article/135762282.html

2009年12月20日

松本孝行さん
「社会起業家の誤った認識」

社会起業家の誤った認識 – 松本孝行

2009年12月20日 

ホリエモン
社会起業家とか眠たいこと言ってんじゃねーよとか私は思うけど。
ameblo.jp/takapon-jp/entry-10414657550.html

2009年12月21日

松本孝行さん
「社会起業家の誤った認識」を投稿した理由
t-matsumoto.com/shakaikigyou/395

皆さんの率直な意見をお聞かせください。


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