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お知らせ

指定暴力団でさえ・・・/コーポレート・レピュテーション その1

先週末は再びの大雪でした。

考えさせられますね、緊急事態への対処。その予行演習の雪のような感じがします。

組織としても個人としてもこうした天候等による対処は準備が9割でしょう。加えて防災グッズ、災害用物品の備蓄、連絡手段、いつかそれらが問われる事態がくる。

数年に1回起きるかどうか、とはいえ、こうした事態に学び準備した者だけに奇跡が起きる、とも言えるのかもしれません。

災害時に命を守る一人一人の防災対策
ライフラインの停止や避難に備えておく
www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html#anc05

東京海上日動リスクコンサルティング(株)
地震災害に備える企業の備蓄のあり方について
www.tokiorisk.co.jp/risk_info/up_file/200806103.pdf

東京海上グループには、他社のはコンサルをする前に自社の保険の支払いをちゃんとして欲しかった、そんなニュースもありました。

東京海上日動、新たに2種類保険金不払い
toyokeizai.net/articles/-/30492

東京海上日動では03年7月以降、契約者から保険金支払いの請求がなくても、条件に合致する場合には同社から請求を勧奨する仕組みに切り替えたが、今回新たに可能性が浮上した支払い漏れはいずれもそれ以前のものだった。

運用を切り替える以前は契約者から保険料を得ていた一方で、請求がなければ保険金を支払っていなかった。

2月7日の記者会見で永野毅社長(東京海上ホールディングスと東京海上日動火災保険の兼務)は「03年7月当時は、最善との判断に基づいて、当社からお客様に請求勧奨する態勢に切り替えた。サービスレベル向上を図ったとの認識だった」としたうえで、「システム対応を実施した03年7月以前の契約までさかのぼって(請求勧奨を)行うことには考えが至らなかった」と述べた。

コーポレート・レピュテーション その1

今回から『コーポレート・レピュテーション 測定と管理』
tinyurl.com/kg2ttgs
テリー・ハニングトン著 監訳:櫻井通晴・伊藤和憲・大柳康司
を紹介していきます。

まずは第1回目ということで、監訳者のまえがきから

コーポレート・レピュテーションが日本の多くの人々によって関心を持たれるようになったのはなぜか。

それには、少なくとも3つの理由がある。

第1に、企業にとって、コーポレート・レピュテーションを向上させることは、経済的・戦略的な意義が大きい。

なぜなら、企業のレピュテーションは企業の財務業績を高めることが次第に明らかになってきているからである。

加えて、コーポレート・レピュテーションを高めることで、企業に大きな損害を与える潜在的な領域を事前に察知して、戦略的に対処して企業を多大な損害から未然に防ぐことができるようになる。

では、なぜコーポレート・レピュテーションが財務業績に影響を与えるようになったのか。それは、一言で表現すれば、競争優位の源泉が有形資産から無形資産に移行してきたからである。

経営者の最大の関心は現在、売上高の大小を競うのではなく、いかにしてより多くの企業価値を向上できるかにある。

しかもその企業価値の多くは、有形資産よりも、知的資産やレピュテーション資産などの無形資産によって生み出されるようになった。

無形資産が競争優位の主要な源泉になってきた今日の経済では、知識ベースの資産(知的資産)と、無形資産を生かすためのすぐれた経営戦略を持つ企業が競争優位に立ちうるようになった。

端的に表現すれば、われわれの社会が工業社会から「知財社会」あるいは「高度情報社会」、ないし「ニューエコノミー」に突入したといえる。・・・第2に、最近では、反社会的な行為をする企業は容赦なく社会の糾弾を受けて倒産の憂き目に遭うようになってきたからである。

そのため企業には、CSR(企業の社会的責任)、コンプライアンス(法令順守)、SRI(社会責任投資)、コーポレート・ガバナンス(企業統治)、IR(投資家関係)といったフィロソフィーが求められるようになってきた。

経営者は、これら企業の社会的責任に関連した行動をして企業のレピュテーションを高めなければならなくなったのである。

第3に、広告の役割が従来ほど重要性を持たなくなった反面、メディアが企業の世界の出来事に大きな関心を抱くようになり、それを伝達する情報が一般消費者にただちに伝えられるようになったからである。

情報伝達において大きな役割を果たしているのが、インターネットである。

なぜ評判の管理が必要なのかという大きな理由の説明ですね。

地球の裏側で起こった出来事もあらゆる情報が瞬時に伝わるようになった現在。

組織内部からもおかしな動きがあれば噂の段階でもネットでまき散らされる現在。

誰かの一言が一気に拡散して炎上する現在。

発信者側の広報だけを信じるのではなく、自分自身でも情報を確認できるようになった現在。

あらゆるものが自らの評判に気を遣わなくてはならなくなりました。

本書ではコーポレート・レピュテーションの明確な特徴は

1、時間をかけて形成される

2、組織体が過去に何を行い、どんな行為を行ったかを  基礎にしている

とし、

コーポレート・レピュテーションでは

経営者と従業員の行為によって高められる

と指摘しています。

自社の評判をもうそろそろ気にしてもいいのではないでしょうか。

そして、その根源は「経営者と従業員の行為」。ここでは次回よりテリー・ハニングトン著の『コーポレート・レピュテーション 測定と管理』を読み解いていきましょう。

★ 今週のテーマ 「指定暴力団でさえ・・・」

昨年10月の記事ですが、神戸新聞によると、

神戸新聞
「山口組直系組長が激減 会費重荷で引退・除籍も」
www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006397196.shtml

暴力団に対しては、すでに各地方公共団体による暴力団排除条例によって、一般の事業者に暴力団関係者との商取引を規制しており、警察が発見すれば中止勧告を受けて業者名が公表されるなど

反社会的な行為をする企業は容赦なく社会の糾弾を受けて倒産の憂き目に遭う

という事態が進行しつつあります。

先日宅配を出しに行った営業所では、「暴力団関係者の荷物は受付できません」と、大きく張り出されていました。郵便も宅配もだめ、となれば、現代の生活において利便性が大きく損なわれることは言うまでもありません。

2ちゃんねるで延々と叩かれる、などの生易しい状態ではなく、社会が”暴力団の存在を許さない”という環境へと進行しているわけですから、民間企業より遥かに厳しい状況ですよね。

そんな中、山口組が昨年2013年、「山口組新報」と銘打ったタブロイド判の機関紙を発行し、直系組長らに配布していたことが報道されました。この機関紙では、トップが組員に心得を説く文章などを掲載し、警察は組織引き締めの意図があるとみているとか。

こうした動きと連動しているとみられるこちらのサイト、

麻薬追放浄化同盟
zenkokumayakubokumetsudoumei.com/

では、麻薬追放以外にも、阪神淡路大震災や東日本大震災でのボランティア活動、地域での餅つきやハロウィンなどの活動写真なども掲載されており、これらは、自らの活動を、フィロソフィーを伝える”レピュテーション”活動の一部ともとも見られ、マスコミなどに一方的に報道される側から転換するための発信の場とも見られています。

今や反社会的存在といわれる中で最大級の規模の指定暴力団でさえ、自らの広報活動に気をつけ、自らの存在意義を申し立てる時代。いわんや一般の組織が評判を顧みないとは・・・。

個人にとっても組織にとっても、評判は命です。そのような意識をもち、もう一度自社の評判を見直してみてはいかがでしょうか。

引用になりますが、

その企業価値の多くは、有形資産よりも、知的資産やレピュテーション資産などの無形資産によって生み出されるようになった

のが今日です。

日経ビジネス 
【会社の寿命】今や”寿命”はわずか5年
business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090212/185916/?rt=nocnt

1983年、日経ビジネスは「会社の寿命(企業が繁栄を謳歌できる期間)は30年」と唱えた。

しかし、その後時代の変化はめざましい。グローバル化、ネットワーク化が進み、世界を舞台にした激烈な競争時代に入った。

もはや企業の寿命(盛期)は30年どころか、10年は確実に切ったと見られる。前回は、総資産や売上高といった規模の大きさをベースに寿命を算出した。

本特集では、時価総額というマーケットからの評価尺度をもとに会社の寿命を調べ、

日本企業で約7年、米国企業で約5年という結果を得た。

評判が良くてもビジネスモデルがダメなら寿命は7年。ビジネスモデルが良くても評判がダメなら寿命は7年。

評判がすべてというわけではありませんが、評判の管理なくして寿命以上に生き抜くことが難しくなったといっても間違いではないでしょう。

是非一度自社の広報活動、評判管理について、もう一度社内の価値観を

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