fbpx

お知らせ

ミス世界一がストーカー被害/コーポレート・レピュテーション その6

日本気象協会によれば、桜はすでに全国の気象台のトップを切って高知で、九州でも開花し、いよいよ本州に上陸。

東京でも今週末には開花予定だとか。

さくら開花予想2014
sakura.weathermap.jp/

先日、通りがかりに梅を指して「桜が咲いてるよ」と指さしているのを耳にしました。

おいおい、まだ桜は咲いてないよ!とは言いませんでしたが、桜と梅はもちろん違いますから、カッコ悪いことにならないように花見シーズンの前に予習をしておきましょう。

「桜・桃・梅」の違いがわかりますか?
allabout.co.jp/gm/gc/220649/

梅を桜っていわれると、途端にその人の魅力が半減しますからね。

えっ、そんな違いはわからなくていい、あくまでも人物本位ですって!?

そういう方も多いんですが、梅と桜を間違えてビジネスチャンスを失った知人もいますのでご注意を!

コーポレート・レピュテーション その6

このコーナーではこれまでディアマイアー著『評判はマネジメントせよ』やオルソップ著『レピュテーションマネジメント』を読んできました。

メルマガバックナンバーを参照ください。
www.soluna.co.jp/melmaga/

現在は3冊目となる
『コーポレート・レピュテーション』
tinyurl.com/kg2ttgs
テリー・ハニングトン著 監訳:櫻井通晴・伊藤和憲・大柳康司
を紹介しています。

第2章は「ブランドとレピュテーションの違い」。

著者のディアマイアー氏は言います。

ブランドは、企業や製品・サービスのシンボルとして水面上に浮かぶ氷山の一角である。

レピュテーションは、その水面下に潜んでいる。

と。

特にBtoB市場では

どのような規模の企業であっても、コーポレート・レピュテーションの水面下で利用できる影響が大きくなっていくにつれて、ブランドのはっきりとわかる要素の重要性は低下する。

友人の意見、雑誌の掲載記事、個人的な経験によって、そうしたコーポレート・レピュテーションがつくられる。

この場合、通常、レピュテーションを構築するために広告宣伝は効果を発揮しない。

広告宣伝は、・・・・・それ自体でコーポレート・レピュテーションを構築するものではない。

一言で「評判管理」といっても、組織によって、その成り立ち、顧客、市場により評判を構築する対象は当然ながらかわってきます。

ゆえに

提供する製品が限られており、ひとつの市場のなかで事業を行っている中小企業でさえ、ステークホルダーごとに、または市場のセグメントごとに異なるレピュテーションを持つことがある。

1つの評判や評価がすべての事業やステークホルダーなどを網羅するわけではないということですよね。

簡単にいえば、消費者には評判の良いよく認識されたブランドであるのに法人営業はうまくいかないということは、当たり前に起こりうるというわけです。

評判の管理は、ステークホルダーごと、市場のセグメントごとに行う必要がある。

それぞれの分野で評判を勝ち取ったときに「コーポレート・レピュテーション」を持っているといえる。

コーポレート・レピュテーションを勝ち取るのは大変なことですが、そのためにはまずステークホルダーごと、市場のセグメントごとに評判を評価する必要があります。

漠然と「会社の評判」と考えたとき、コーポレート・レピュテーションに問題が生じます。

★ 今週のテーマ 「ミス世界一がストーカー被害」

今回1つ取り上げてみたいのが昨年の年末に起こった「ミス世界一がストーカー被害」の問題です。

2012年のミス・インターナショナル世界大会で日本人初のグランプリに選ばれた吉松育美氏が芸能事務所の役員からストーカー行為をされた上にミス・インターナショナル協賛企業に圧力をかけるなどした結果、主催者から体調不良のふりをして大会出席を見合わせるように求められたと訴えたのです。

関連記事は以下の通りです。

2013年12月1日 J-CASTニュース
「現役ミス世界一がストーカー被害訴える」
www.j-cast.com/2013/12/16191870.html?p=all

2013年12月11日 吉松育美オフィシャルブログ
心配してくれている皆様へご報告
ameblo.jp/ikumi-621/entry-11727513744.html

2013年12月16日  IWJ Independent Web Journal
吉松氏が脅迫被害の実態を告発

事の経緯は

吉松氏は、昨年のミス・インターナショナル世界大会で優勝した後、当時所属していた芸能事務所を辞め、自ら会社を立ち上げて独立した。

その際、反社会的勢力とのつながりが取り沙汰されているある芸能事務所に移籍するよう「圧力」があったという。

吉松氏は、「暴力団排除条例もありますので、倫理的にもその圧力を断りました」と、その芸能事務所への移籍を拒否。

するとその直後から、大手芸能プロダクションの幹部による嫌がらせと脅迫行為が始まったという。

吉松氏は、2013年12月11日、大手芸能プロダクションの幹部を威力業務妨害罪で警視庁に刑事告発し、あわせて東京地裁に民事提訴した。

ということのようです。

吉松氏自身は、この問題を

これは私の問題であると同時に社会問題でもある。女性のためにも立ち向かい、社会が変わるきっかけになれば

として、記者会見などを通じて訴えてきましたが、

「記者の姿勢は積極的で、質問も沢山出たが、出身地の新聞(佐賀新聞)以外はどこも記事を載せなかった」として、「正直なところ、失望した」

と嘆いたとか。

唯一記事にした吉松氏の出身地の佐賀新聞が報じた内容は以下の通りです。

2013年12月13日 佐賀新聞
最後の役目奪われた 吉松さんブログで告白
www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2595685.article.html

鳥栖市出身で日本人初のミスインターナショナル吉松育美さんが「脅迫や嫌がらせによって、世界大会での最後の役目を奪われた」と自身のブログで明らかにした。

ブログは11日付で、タイトルは「心配してくれている皆様へご報告」。

東京で開催中のミスインターナショナル世界大会で新しいミスに王冠を受け渡す予定だったが、主催者の国際文化協会から「体調不良を理由に参加を自粛してほしい」と要請されたという。

要請の原因は、大手芸能事務所の男性が大会の協賛企業に脅迫的な電話をかけたためとし、この男性から1年前から脅迫やストーカー行為を受けていたと書いている。

関係者によると、この男性と吉松さんの海外エージェントを務める米国人男性に金銭トラブルがある。

吉松さんは佐賀新聞社の取材に、男性を既に威力業務妨害で告訴し、民事訴訟も起こす考えを示し、「これは私の問題であると同時に社会問題でもある。女性のためにも立ち向かい、社会が変わるきっかけになれば」とした。

国際文化協会は「担当者が不在」とコメント。芸能事務所の男性は「ブログは見ていないし、訴状も届いていない。

週刊誌も書いているが、内容は事実無根」と話した。

加えて、吉松氏のいう

これは私の問題であると同時に社会問題でもある。女性のためにも立ち向かい、社会が変わるきっかけになれば

に安倍首相の妻の安倍昭恵さんも賛同し、フェイスブックで応援を約束。

安倍昭恵 フェイスブック
www.facebook.com/akieabe/posts/10152145713261779:1

2013年12月25日昨年のミスインターナショナル、吉松育美さんと。

マスコミの皆さん、特定秘密保護法の批判をするのなら、彼女のことをきちんと報道して下さい。

全ての女性のために吉松さんと力を合わせていきたいと思います。

これによってこの問題が大きく取り上げられるかと思いきや、その後マスコミでも報じられず、3月も終わりに近づく今ではすっかり忘れられたかのような状態になっています。

この静けさは吉松氏が刑事告発し、民事提訴したことで生じたものなのか?

一方で、吉松さんの告発にマスコミが沈黙する背景を書いていらっしゃる方もいます。

2013年12月18日 Written by 内村塩次郎
芸能界の闇か!? 吉松さんの告発にマスコミが沈黙する背景
n-knuckles.com/media/mass/news000950.html

ネット上でも同様に国内のマスコミが報道しないことを「芸能界の圧力」だとして批判している。

果たしてそうだろうか?

この一件をマスコミがまともに取り扱わないのは・・・・吉松氏の背後に控えるマット・テイラー氏の怪しさにある。

「結局は、怪しいとされる外国人とコワモテとされる業界人が金で揉めているだけのことだったのだ」と言うのです。

また、この問題では格闘技の元プロモーターの男性が圧力を描けた人物の一人として登場します。

2013年12月1日 J-CASTニュース
www.j-cast.com/2013/12/16191870.html?p=all

吉松さんの説明によると、最初に問題が起こったのは2012年春。

格闘技の元プロモーターの男性が突然吉松さんの事務所に現れ、大手芸能事務所のオフィスに連れて行かれたという。

その場で元プロモーターの男性から、

「日本の芸能界で生きていくためには、『掟』として、事務所の会長に認めてもらわなければならない」

と伝えられ、その後も男性は、系列事務所への所属を求めてきたという。

だが、この大手事務所は反社会的勢力とのつながりが取りざたされていることから、吉松さんは所属を拒否。ストーカー行為が問題になっている男性は、この系列事務所の役員だ。

この元プロモーターの男性とは格闘技イベント「K-1」創始者の石井和義氏と思われますが、その石井氏がこの問題について夕刊フジの連載で「騒動の真相」と題して書いています。

2014年1月29日 石井館長の魁!人生塾
ミス・インターナショナルをめぐる騒動の真相
www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20140129/spo1401290718000-n1.htm

結論から申しますと、今回の件は、吉松さんのパートナーである米国人のM氏が、自身が抱えた芸能事務所幹部との金銭トラブルと、吉松さんの所属事務所からの独立問題を、なんとか正当化しようとしたことで起こったものであります。

吉松さんは、この幹部から「ストーカーに遭っている」と主張されていますが、事実と異なります。

彼が追いかけているのは、東京地裁での裁判で債権1000万円が確定したにも関わらず、支払わずに逃げ隠れしている債務者M氏です。

彼がM氏の居所を探し回ったことが、M氏と日夜行動を共にしている吉松さんへのストーカー行為にすり替わったのです。

なにゆえこの事件をここで取り上げたのか?

それはもちろんこれであります。

提供する製品が限られており、ひとつの市場のなかで事業を行っている中小企業でさえ、ステークホルダーごとに、または市場のセグメントごとに異なるレピュテーションを持つことがある。

評判はステークホルダーごとに異なる場合があり、それら複数のステークホルダーを認識し、統治するのがコーポレート・レピュテーション。

この問題がどういう決着になるかはわかりません。

「これは私の問題であると同時に社会問題でもある。女性のためにも立ち向かい、社会が変わるきっかけになれば」として安倍首相の妻などから強力な支持をとりつけ「女性のため、社会のため」を御旗に取り組みながらも、一方では債権者と債務者との単なる卑小な金銭問題とも受け取れるこの問題。

『コーポレート・レピュテーション』の著者ディアマイアー氏の

ブランドは、企業や製品・サービスのシンボルとして水面上に浮かぶ氷山の一角である。

レピュテーションは、その水面下に潜んでいる。

を見事に表した事件といえないでしょうか。

評判の裁判官は「時間」ともいえます。時間の経過とともに氷山の下の問題が浮かび上がってくる。

ディアマイアー氏の

コーポレート・レピュテーションは、人から人へと伝えられる過去の歴史の産物である。

の言葉は重いです。

皆さんからの率直なご意見をお待ちしております。

関連記事

ページ上部へ戻る