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お知らせ

写真の無断流用からバレた大きなウソ

2016年9月27日の上毛新聞と朝日新聞にこんな記事が掲載されました。

「フランス・パリで行われた格闘ゲームの世界大会で群馬県太田市の臨時職員の男性が優勝した」という内容です。

世界大会ということもあり、特に地元紙である上毛新聞ではこの優勝した男性のカラー写真も一緒に掲載するほどの大きな扱いでした。

しかしこの記事の内容、実は真っ赤なウソだったことがすぐに判明しました。

「そんなゲーム大会は存在しないのでは?」「世界レベルの大会ともなれば、すでにある程度名前が知られている人であることが多いが、この男性の名前は聞いたことがない」といった指摘が相次ぎ、あわてて新聞社が太田市役所に確認。

そして太田市役所はあらためてこの男性に事情を聞いたところ、実はゲーム大会で優勝したというのはウソで、実際はゲーム大会に出場しなかったどころか、フランスに行ってすらいないということを認めました。

これを受け、記事を掲載した新聞社は謝罪文を掲載、共に記事の削除をする事態となりました。

ウソが判明した経緯とその後

この男性は、同僚についた「ゲームの世界大会に出場する」という小さなウソを発端に、休暇を申請し、フランスに行ったことを偽装するため、海外での街並みや食事の写真を他人のブログ等から勝手に流用して、自分のSNSに掲載していました。

嘘と気づかず上司は、市長の定例会見に集まったメディアに対し「優勝報告の説明会」を実施、確認を怠った新聞社がそのまま記事を掲載し、海外でも話題になってしまうまで拡散されてしまいました。

翌日には両紙とも誤報を謝罪したのですが、驚くのはこれほどまでにすぐにウソがばれてしまったのか?ではないでしょうか。

その理由の一つに写真の無断使用がありました。

この男性のSNSを見る限りでは、さも海外にいたかのように見えます。しかし、掲載されている写真をインターネットの画像検索にかけると、いとも簡単に流用元が判明してしまいます。

写真が流用されていたことが分かると、結果として全てのウソがばれる形になりました。

予想外にウソが広まってしまった事例ともいえますが、全ては本人の責任です。特に他人の写真を勝手に使用したのは、著作権などへの認識が甘いといえます。

本や雑誌に載っている内容や写真は勝手に使用してはいけないという認識があっても、インターネット上ではその認識が甘くなることが多々あるようです。

しかし気軽にコピーすることができるインターネット上でも、文章や写真には著作権はもちろんあります。

コピーするのも簡単であれば、流用したことが発覚するのも簡単だということです。

個人のSNS上の問題から、その個人の所属する組織・団体に批判が及ぶ事例も多発しています。安易な流用・転載をしないなどネットマナー向上の啓発は、企業にとって重要な課題の一つと言えるでしょう。

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