「社内いじめ」相談、過去最多に
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今年5月の厚生労働省発表によると、社内の「いじめ」に対する相談件数が、
過去最多の5万件に上ったということです。
http://news.livedoor.com/article/detail/7741995/
以前より、「パワハラ」「社内いじめ」と「教育」の境界線については、
ビジネスシーンだけでなく学校やスポーツなど様々な分野で議論を呼んでいましたが、
これらのニュースをきっかけに、教育のつもりが「パワハラ」として、
ネット上の風評被害へつながるリスクを、企業としてはおさえておく必要があると思います。
特に「親が子供を叱れなくなった」と言われるようになった近年、
当社にも、「遅刻やミスを注意しただけでネット掲示板で誹謗中傷されてしまった」、
という企業からの相談が頻繁に寄せられます。
事実、”世代による常識感覚の違い”が、「パワハラ」「いじめ」といった
ネガティブな感情へとつながり、誹謗中傷へと発展してしまうのは良くあることです。
そして、書かれている内容が事実である・ないに関わらず影響されてしまいがちな、
日本人特有の「右へ倣え思考」が、さらに風評被害を大きくしてしまいます。
それらに対応するためにも、これらのネット上の誹謗中傷リスクをどうとらえるか、
経営者の皆様、人事担当の方は、是非一度社内議論をされてみてはいかがでしょうか。
また、リスクマネジメントの基礎知識や考え方を学ぶことができる、
リスクマネジメント塾、リスクマネジメント基礎講座などもございますので、
是非一度検討されてはみてはいかがでしょうか。
http://www.rmcaj.net/www/_rmca/cramschool/index.html
■「社内いじめ」相談、過去最多に
今年5月、厚生労働省が発表したところによると、平成24年度、全国の労働局に寄せられた総合労働相談件数は106万7210件。これは前年度に比べて
3.8%減少したものの、民事上の個別労働紛争相談25万4719件のうち、24年度はそれまでトップだった『解雇』を『いじめ・嫌がらせ』が上回り、過去最多の5万1670件(前年度比12.5%増)だったという。
さらに6月2日、中日新聞のウェブ版『CHUNICHI Web』が、滋賀労働局に寄せられた相談でも『いじめ・嫌がらせ』が、過去最多に上ったうえ、相談件数全体に占める割合が全国の結果より上回ったことを報じると、2ちゃんねるでもスレッドがたてられた。
同記事では「職場の仲間からの無視」「上司から罵声を浴びせられる」などのパワハラの例も紹介しており、ネットで話題に。
2ちゃんねる・ニュース速報板のスレッド「社内いじめ過去最多に 『仕事向いてないよ』『もう辞めたら?』『お前一番態度悪いって言われてるぞ』」では、この記事をきっかけに、滋賀県だけの問題としてではなく、いじめ全体の議論に発展。
500件近くコメントが書きこまれた(6月4日現在)。相談件数が増えたことについては、
「今まで黙って耐えてたのがやっと表面化してきたって感じじゃないの」
「社内いじめが問題として公表された件数が最多な」
と、表面化しているものと実態は異なるのでは? という見方がある。また、
「いじめ倒して、『辞めます』って言わせるのが特に大手のやり口」
「辞めてくれお願いって言われてるだけじゃね?」
と、会社でのいじめは、最終的に職失うことにつながるケースが多いため問題視するコメントも。一方で、
「その内怒られただけでイジメと言いそうだなwww」
「同じ言葉言うにしても、状況によってイジワルさが違うからなあ」
など、”何をいじめと捉えるか”という点についても議論されている。
また、『いじめ・嫌がらせ』のように職場で精神的苦痛をうけるパワハラについても、厚生労働省が昨年末に発表した調査結果がある。
それによると、4人に1人が過去3年間に「パワハラを受けた」と回答。さらに彼らに「誰から受けたか」について複数回答で聞いたところ、
「上司から」がトップの77.7%を占める一方で、
「先輩から後輩へ」が15.7%、
「正社員から正社員以外へ」が10.6%。
年代別では30代が27.2%で最も多かった。
いじめやパワハラにあったら、ひとりで抱え込まず、相談できるということは覚えておいてもいいだろう。
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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